| ◆農業共済新聞 | |||||
![]() |
|||||
| ■戻る | |||||
|
2009年6月1週号 【三原村】天候に合わせ 飼料設計を毎日変更 |
|||||
|
「うちの子に食べさせたいと思うものを、お客さまに提供しています」という卵の黄身は、手でつかめるほどの弾力があり、鮮やかなオレンジ色だ。 餌に化学添加物は一切使わず、国産の天然素材が中心。トウモロコシなど輸入に頼らざるを得ないものは、収穫後に農薬を使用していないものを用い、土佐清水産の魚粉、天然酵母、茶など約15種類を配合する。 毎朝、日の出の1時間前から、その日の気温と湿度、鶏の体調を考えて、パソコンで飼料計算しており、「一日として同じ餌はない。卵の味がいつも同じになるように、鶏が欲する栄養素を与えるためです」と藤田さん。 卵の生産を始めて8年目で、毎日約1千個を出荷し、「お客さんから『おいしかった』という手紙をもらったときが一番うれしい。過疎が進む三原村を守ることにもつながれば」と話す。(岡ア) 問い合わせ先=しゅりの里(TEL・FAX 0880-46-3801) |
|||||
|
|||||
|
2009年6月2週号 【大川村】ブランド確立へ部会設立 山中 教夫さん |
|||||
標高500〜800bに点在するビニールハウス(50e、6棟)で、トルコギキョウ、オリエンタルユリなどを栽培する山中さん。今年3月に地域の生産者4人で、部会「土佐れいほくConfidenceflower」を立ち上げた。 山中さんたちは「他県の産地と勝負できる花卉栽培に取り組みたい」という思いからこの部会を設立。メンバーから「将来のため勉強になる」と、山中さんが代表を任されている。 部会では、発足間もないことから具体的な出荷規格などを検討中で、これから少しずつ整備していく考え。まずは、栽培技術や品質向上に重点をおいた取り組みで、市場関係者や消費者から信頼を得たいという。 現在、JA土佐れいほくを通して、オリエンタルユリは7〜11月、トルコギキョウは8〜10月末まで、京都、大阪、県内などに出荷している。 「近年、花の価格低迷で苦しいが、生き残るために努力していきたい」と話す山中さん。良質な花をグループで安定的に供給することで、バイヤーの信頼を得て、ブランドの定着、他産地との差別化につなげたい考えだ。「将来的には、トルコギキョウ、オリエンタルユリの産地として定着させたい」と意欲を燃やしている。(近藤) |
|||||
|
2009年6月2週号 【芸西村】スモークツリーの収穫始まる 煙のような花が魅力 |
|||||
|
岡村さんがスモークツリーの栽培を始めたのは、25年前。「視察研修で各地を回っていたとき、遠くからでもはっきり見える、煙のようなきれいな花が印象に残った」ときっかけを話す。 ホワイトファーやピンクファーの品種から栽培を始め、現在は、25eの田や畑で6品種まで増やしている。「1坪に1本ぐらいの間隔で植え付け、雨風で花や穂がすれない程度にすることや、あまり木を大きくしないのがこつ」という。 1本の木から約20本の花が収穫でき、収穫作業は5月初旬から6月末まで続く。労力が少なくて済むことから、水稲の代わりに作付けられ、今では栽培者が増加。芸西村では 14戸・2fで栽培されている。 岡村さんは「土地の条件や気候に左右され、商品にするのは苦労もあるが、将来は産地化できれば」と話している。(松本) |
|||||
|
2009年6月4週号 【大川村】「おいしい」の声が力に 野中 朋子さん |
|||||
| 自然本来のおいしさを追及したトマトを、夫とともに栽培する野中朋子さん。四万十川野生派トマト「狼桃」というブランド名で全国各地に直送販売しており、完売状態が続く人気となっている。 ――なぜ、高知にIターンし、トマト栽培を? 野中 高知は暖かいイメージがあったから。深い考えがあったわけじゃなく、何となく農業をすることになったんです。たくさんある作物の中からトマトを選んだのは、わたしがトマトを好きだからなんですよ。 ――狼桃の特徴は? 野中 「ファースト」という品種で、原産地の乾燥した環境に近づけるため、苗床をガチガチに固めて、水は最低減しか与えずに栽培した、野生の力を引き出したトマトです。見た目もごつごつしたいびつな形で、皮も硬くうぶ毛が生えています。
――経営の中での役割は? 野中 販売や営業を中心に担当しています。パンフレットの作製なども、わたしの仕事です。 ――販売の形態は? 野中 3月から4月ごろに収穫する糖度7以上の「竹」と、4月から5月に収穫する糖度9以上の「松」にランク分けして販売しています。一番おいしいときに発送するため、期日やサイズの指定はお断りしています。 ――やりがいは? 野中 一度買っていただくと、常連さんになってくれる人が多く、食べた感想もすぐ返ってくるので、励みになります。 ――今後の抱負は? 野中 より良い品質のトマトを作りたいです。大切に育てているので、たくさんのお客さまに喜んでいただきたい。(大崎隼) |
|||||
| プロフィル 石川県出身 1993年大阪から夫とIターンし就農 02年毎日新聞社主催毎日農業記録賞優秀賞受賞 ハウストマト37e 四万十町昭和 42歳 |